篠山トリップ
篠山への旅は2回目。
前回は友人とレンタカーを借りて、陶芸をメインにした旅だった。
今回は映画の上映会とコンサートで来訪した。
前野駅から1日3往復のバスがでているが、
古市駅から会場の篠山rizmまで歩くことにした。
駅を降りると、鶯や小鳥の鳴き声が響き
緑が眩しい山々に囲まれる。
のいちご
ニジイロカナチョロ
葉っぱが美しいコナラ
故郷を思いだす。
1hくらいの彷徨ののち
汗だくでカフェのあるcolissimoに到着した。
お店の方に古市駅から歩いてきたことを話すと、すぐにアイスパックを持ってきてくださった。
首を冷やしながら、メニューをみせていただく。
ランチプレートと、レモネードを注文した。
冷汁。ミョウガとシソの香りが気持ちを落ち着けてくれる。
夏野菜と、篠山の麦飯。
人の優しさと、美味しく優しい料理を食べ生き返る。
そして
沈黙の時間へ。
rizmは元はお米の倉庫。入った瞬間からひやりとした空気に包まれ、外気から閉ざされる。
暗闇の中に響くクラヴィーコードの音色。
アコーディオンの囁き。
始まりは静寂へ誘う。
3時間の上映中。音楽はない。
雪のしんしんと降り積もる。
扉が閉まる。
修道院の鐘がなる。
お祈りが捧げられる。
静寂の中にある。
足音が1番大きく騒めく。
あまりの心地よさに、何度も落ちた。
上映がおわり。
内田輝さんと生駒さんの
ソプラノサックスとアコーディオンの
演奏。
少しエキゾチック、なのに物哀しい音。
会場から出たくない。そんな気持ちでいっぱいになる。
しかし、バスの時間が間近に迫る。
◎akira uchida 「OTOTSURE」
「untitled 1」「untitled 2」
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