20190311
今朝、数年封印していた記憶が強く蘇ってきた。
地震の後に、急いで帰宅する途中の突風に舞い散る雪。
停電の数日。
福島県から大阪へ、バスの片道チケットを購入して入った6月。
住まいが決まり、一旦帰省まで15日以上滞在させていただいたホテルの浴室の鏡、壁紙。
一旦帰郷した後に、軽自動車に詰めるだけ荷物を詰めて福島から富山経由で16時間運転した記憶。
仕事が決まるまで毎月11日に通った広隆寺の弥勒菩薩の顔。
毎年、何もない日常の中に幸せを見出して、心の中に一人福島を離れた罪悪感を隠して過ごしてきたけれど、8年。
たくさんの人との出会い、たくさんの気づき、さまざまな事象に助けられた。
今年の3月11日は特別な気がする。
埋もれていた記憶から、その時の気持ちをすくい上げる。向き合う。そしてその自分を抱きしめる。
そうしないと、前に進めないから。
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