Memory in the photo
押入れをガサゴソと探し物をしていたら、ノートに挟んである数枚の写真をみつけた。
父の一眼レフを借りてよく写真を撮った10代の頃の写真。デジタルになる前のもの。
亡くなった人のことは語りやすい。
わたしの中に生き続けているから。
生きていた時に気づかなかったたくさんのことが浮かんでは消えていく。
わたしの中では完結しているが、その時点での時間は永遠に流れ続ける。
サイフォン珈琲を入れる時のポコポコや、レコードのプツップツとした音。一眼レフのカメラのしぼりを最大にした時のゆぅっくりのシャッター音。わたしの好きな音は幼少期に聞いた音だった。
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