ルネサンスに触れて
久しぶりに伺った国立国際美術館。
その姿は、見る毎に違う感覚を起こさせる。
今日は冷たい空に連鎖して氷の塔のようである。
「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」
ルネサンスといわれても、フンワリと宗教画という曖昧なくらいの知識のまま、いつものように好奇心の赴くままに。
サンサルヴァドール聖堂の祭壇右の壁画
ティツィアーノ・ヴェチェッリオの受胎告知が素晴らしかった。
大きさも圧巻であるけれど、金褐色の線が何層にも降り巡らされて光り、美しかった。
巡りめぐり、展示もあと数枚になるころ、
ルネサンスにバロックの要素が入ってきた作品に出逢う。とても懐かしく、しっとりと寄り添う感じがした。
ああ、わたしはバロックの時代が懐かしいのかとふと浮かべる。
好きな画家たちを
ルーベンス
レンブラント
フェルメール
名前が浮かぶだけでもバロックの時代だった。音楽もその時代の響きがとても好きだ。
好きなものの連鎖がじぶんを教えてくれる。
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