維新派『アマハラ』
はじめての平城京は、維新派に連れてきてもらったようだった。
大和西大寺から徒歩10分ほど。
雲ひとつない蒼い空。
歩きながら景色を眺めては惚ける。
暮れゆく山際が、様々な色に染まる。
アマハラは、維新派の最後の演目になる。主宰の松本さんが亡くなり、解散するという。これまでの演目も気になってはいたが、今回は見なければならない気がしてチケットを急いでとった。
最上段の一段下。見下ろすとすべてが見渡せた。
世界観が素晴らしかった。
最後は輪廻を伝えていた。
スタンディングオベーションで最後の時を迎える。
チケットがなくとも入れる屋台村。
架空の町の夜は、賑やかで明日も明後日もこの場所に人が集まっているのではないかと、想像させる。
ひとりでも楽しめる。
だけど、やはり大切な誰かと一緒に楽しめたら良いなと思う。
約束。もうすぐ、逢えるよね。きっと。
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