旅するこころ A journey of the heart
長いおやすみに入り、自由な時間が溢れる幸せをかみしめる。
予定がないというのもよい。
何かに追われる感覚は、仕事の時だけでよい。
いつもの井尻珈琲さんで1周年の時間を味わいに行く。
いつもと変わらない、おそらく、5年後、10年後も同じようにそこにある。そんな話をした。
頂いた珈琲はもちろん、この最高級のシンプルな美しさを何年後にも味わえる。その喜び。
特に予定もないので、オススメの場所を聴いた。
wad galleryで、井尻珈琲さんに置いてある花器の作家さんの展示をしているとのこと。いくことにする。
galleryに行く前に隣にあるwad omotenashi cafeに伺う。
日本はお茶の文化があるから、器の価値が高いということを聞く。
器に魅せられて、修復をしてきた店主さんが、現代茶を出してくださる店。
お抹茶を頼むと器は自由に選べる。わたしは珍しい硝子の器でお願いした。
炭は難しいので電気を使っている。美しい窯。
福島出身だと話をすると、郡山の安齊賢太さんの作品がすぐにでてくる。店主さんの目の輝きがすごい。表面に漆が塗ってあり形といい触感といい、仏性を感じる。
ゆっくりとした時間をじんわりと味わう。
器の話をするときの楽しそうな様子。本当に器が好きなのだと感じる。
店内のオススメのお席を伺って帰る。また次回のお楽しみ。
すぐ隣にあるwad galleryにて甲田彩恵さんの展示をみる。
白壁に様々な作品が並び、口のスッとした花器の美しさが目に入る。
花器も欲しかったけれど、硝子のグラスに目が向かった。
風が流れている美しいグラス。
ひとつひとつ違う風が吹いている。
躍動感ある活発な風から、穏やかな風まで様々な風が吹いている。空気にかざして流れを見る。
どれも魅力的だけれど、穏やかにたゆたう風を連れて帰ることにした。
わたしが着く少し前にだして展示したというのをお聴きした。
出逢いは偶然ではないのだなと思う。
美しい朝に似合う。
昨日響いたことば
The words that I was impressed yesterday.
〜引用quotation〜
芸術に救われたのだから
自己の鎮静、そして他者へ。
Art is what saved me.
Tranquility for myself , and that Tranquility given to others.
-teppei ono-
0コメント